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出産:血中濃度50%に
2014 / 04 / 17 ( Thu )
出産翌日は、赤ちゃんは別室で2日目からずっと一緒でした。初めは、どうしても違和感で。この赤ちゃんは、いつまで私と一緒にいるのかな、と、ちょっとお借りしてる気分。私のベッドの横にずっといられると気を遣うんですけど~。私がぐっすり寝られないんですけど~的な、、。だって、あなたの子どもでしょうと突っ込みを入れられそうですが、本当にそう思ったんです。血中母性濃度は、まだせいぜい50%ぐらいでしたから。


退院後3週間を実家で過ごし、それから家へ戻りました。飛行機で!出産後、初めての外出が飛行機です。数日前から軽く緊張し、当日は朝から大わらわ(実父も実母も!)。首も据わっていないふにゃふにゃのナメクジみたいなユウイチを両手でしっかり抱っこして出発です。私の進行方向の少し前を父や母が歩き、障害物が無いことを確かめ、クルマにのるときはドアを開ける人と赤ん坊を一時受け取る人に役割分担。私が無事に座ったら、赤ん坊を受け取り、ドアを閉めるのはジジかババ。もう大騒ぎ。


飛行機に乗るときも、客室乗務員のお姉さんたちが一番前の席を用意してくださって、何事もなく無事に。空港ではダンナさんが待っていて、さあ、いよいよ家族3人の生活です。


[産後うつ??]

とは言っても、実際の毎日は退屈で退屈で。まだ入院中は、沐浴指導があったり来客があったりと、それなりに過ぎていったけど、退院してからは、とにかく寝てるだけ。妊婦時代に通っていたマタニティヨガの先生が、


「出産で骨盤が開ききるから、その空いた部分に脂肪が溜まって大きなお尻になっちゃう。それを回避するには、せめて1週間はとにかく動かないこと。階段歩くなんてもってのほか」

と言ってたので、最初の3日ぐらいはトイレも我慢するぐらい歩かないようにしてました。その後も、基本は、お布団。後々のことを考えると、やっぱり寝て過ごすもののようだったので、おとなしく従いました。


幸いなことに、うちのボーズたちは夜泣きするタイプじゃありませんでした。だから一緒に寝てる私は、することがなくて。ときどき、ふにゃんと泣いたらオッパイかミルクをあげて、よしよししたら、また寝ちゃう。でも、そばにいないと何が起きるか分からない。万が一、ティッシュやお布団が顔にかかって、そのまま窒息死ってことも無いわけではないし。咳き込んで、どうにかなっちゃうかもしれないし。もちろんティッシュは遠ざけておいたけど、見張っていないと何が起きるか分からない。


家に帰ってきてからも、そう。さすがに寝て過ごすのも飽きたので、部屋に寝かせておいて家事をしてましたが、やっぱり見張ってないと。上の子は、静かな環境で胎児生活を送ったので、ほんの少しの物音でも起きちゃうんです。だから、テレビも点けず、しずか~に過ごしてました。


悟りでも開けそうなぐらい雑音の無い生活。真っ赤でふにゃふにゃの赤ん坊。サルというか宇宙人の子どもみたい。全然かわいくない。することが無いので、じ~っと赤ん坊を見ていても寝てるだけ。無反応。笑いもしない。時計を見ると、まだ朝の9時。何かしようかとも思うのだけど、赤ん坊に集中していなくちゃいけないような罪悪感があって、物音をたてることはできない。ビデオを撮ってみるけど、動きが無いのでつまんない。時計を見ると、まだ9時半。そうやって、一日中、赤ん坊と時計を見比べて、オッパイ/ミルクの時間になると、することができてほっとする毎日。ダンナさんは出張が多いので、赤ん坊と2人きりでそういうふうに1週間過ごすこともありました。


私は、いつも濃い1日を送ることを是として生きてきたので、ぼ~っっとする、ということが苦痛で苦痛で。すやすや気持ちよさそうに眠る寝顔をじ~っっと見ながら、「かわいくないなあ」なんて思ってみたり。いつまでこんな生活が続くのかなあ。母親になるってこういうことなのね。と諦めてみたり。1日に何回ため息をついたか分かりません。でも。オッパイを飲むときの顔は、さすがにかわいかった。目も見えないのに、本能でオッパイを探してちゅくちゅくする姿を見て、赤ん坊に対する嫌悪感を反省してました。


それに、ダンナさんとの温度差を強く感じてたのも、この頃。古い社宅なので、玄関のドアを開けるだけでギギギ-っとすごい音がします。トイレも流すと上の階から下の階まで筒抜け。お風呂もそう。そのたびに、赤ん坊がびくびくっとしたり。目が覚めちゃったり。

「なんで帰ってくるのッッ!」

「なんでトイレ行くのッッ!」

とか、そういうレベルでイラついてました。ストレスと言われたら、それまでなんだけど。でも、やっぱり違う。動物化してたのかな。オッパイあげてたし。本能で我が子以外は全部敵ぐらいな状態だったのかも。だけど、かわいいとは思えなかった。頭と身体が釣り合ってない感じ。そして、そんな自分をとても責めていました。


乳児と2歳児のいる知り合いのおうちでは、ある日パパさんがインフルエンザにかかって40度の熱を出したら。それを見た瞬間、ママさんはキレて荷物をまとめて子連れで実家に帰っちゃったそう。パパさんは放置。かわいそうに1人で1週間ぐらい寝たきりだったみたい。でも、すごいよく分かる。ほんと「せめて邪魔しないで」って世界です。



そんなある日曜日、テレビに誰だか忘れたけど女性の人が出てきて、育児や母性について語っていました。そして「母性は万能ではない」ということを繰り返しおっしゃってました。オッパイあげながら観てたので、「へえ~」と「ふ~ん」と「そうか~?」の入り交じった気持ちでした。でも頭から離れなくて。子どもの世話をしながら、何が「へえ」で何が「ふ~ん」で、どういう風に「そうか~?」なんだろうとずっと考えてました。それからしばらく忘れていたのだけど、だいぶ経ってから、突然「血中母性濃度」という言葉が閃きました。2人目が産まれて1人目の育児を追体験してたときです。


そっか、産んですぐって血中母性濃度50%ぐらいなんだ。それが分かってれば、あんなに鬱々しなくて済んだのに。赤ん坊かわいくないって思うのも普通の感情だったのに。ダンナさんを責めることもなかったのに。誰か教えてよ~!ほんと、そう思いました。はっきり言います。新米ママのみなさん、これからママになるみなさん、赤ん坊はかわいくないですよ。それ普通ですよ!
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